コラム: 「ぶつからない技の裏側 — パイエ先生セミナーから学ぶ、しなやかに生きるヒント」
📰 出典: ニュースレター2024年5月度

パイエ先生のセミナーは大好評のうちに幕を閉じました。
これから数ヶ月に一回はこういった場を作っていきますので、今回学んだ方は忘れないように稽古しましょう。
さて、今回のセミナーのテーマは「ぶつからない合気道」でした。
相手を無理やり腕力で投げるのではなく、体全体を使いコントロールする方法です。相手からすると、倒されないよう身構えていたのに、いつの間にか倒される、そんなイメージです。
パイエ先生がぶつからない技を繰り出せるコツ
今回2日間セミナーがありましたが、先生のぶつからない技には3つポイントがありました。
それは
- 中心軸があること。特に重心が下がっており、押されても倒れない
- 肩の力が抜けていること。相手に重みが伝わるように。
- 気が巡っていること。足の先から手の指先まで力を通す。
です。
合気道のコツを日常を生きるためのコツに置き換えてみる
私は、皆さんに合気道の稽古を通じて人生を豊かにする方法を見つけてほしいと思っています。合気道のコツは少し解釈を変えればよく日常に活かすことができます。
パイエ先生が教えてくれたコツを、日常生活に置き換えて考えてみましょう。
- 軸:生活の中心を大切にする。
- 力を抜く:肩肘張らず、リラックスして人と向き合う
- 気を巡らす:常に気力に満ち溢れるよう摂生をする
となるでしょうか。
このあたりの解釈は自分なりでいいと思います。
セミナーでは全部覚えるよりも一つでもいいから普段の稽古で学べないことを腹落ちさせたり、言われていたことがつながる感覚が大切です。
いや、どんどんぶつかっていこう!
最後に今回のパイエ先生のセミナーのテーマを「ぶつからない合気道」とした理由をお伝えします。
それは、パイエ先生の技がぶつからない技であるというのは大前提として、やはり合気道を日常に置き換えたときに、ぶつからない生き方を皆さんにしていただきたいと思ったからです。
ただ、このぶつからない生き方、とは当たり障り無い行動をとること、ではないです。断じて違います。
むしろ、勇気を持って自分から先んじて動き、人や問題に時に体当たりしてほしいと思っているくらいです。
ある芸人さんの言葉
今回のセミナー参加者にある芸人さんがいらっしゃいました。彼はとても人に好かれる性格で、少し話しただけで相手を虜にしてしまう性格で私もファンです。
本人は自分の事を「売れない芸人(笑)」とおっしゃっていましたが、一方で司会や営業のコンサルティングの仕事はかなり入るらしい。
その彼が言っていました。「人付き合いのコツは合気道と同じ。相手の気持ちいいタイミングで、懐に入ること」
確かにその方は、丁寧に相手との距離感を探りながら、たまに失礼そうなことを言ってぐいっと相手の懐に入って親しくなっていました。合気道を行うことで、この方が言う人付き合いのコツを身体で覚えられるといいですね。
合気道の単なる物理的な技術に留まらず、日々の生活への活かし方についても一緒に考えていきましょう。
セミナーに参加された方お疲れ様でした。
