コラム: 「不易流行と「ぶれ」を楽しむ」

📰 出典: ニュースレター2025年10月度

不易流行と「ぶれ」を楽しむ

先日、塩田合気道110周年の演武に招待いただき、参加してきました。同世代のまさひろ先生は、さまざまな武道の達人から学び、他流派とも稽古を重ねながら、塩田剛三先生の残した合気道を広く捉え、進化させようとしているのを感じました。

私の合気道はぶれている

一方で私は、120名の道場生を指導しつつ、年に数週間の海外稽古を通じて合気道を探っています。けれども、まだ明確な答えは見えていません。

激しい技にも惹かれるし、穏やかな技も良い。基本こそ大切だと思えば、派手な技も知りたくなる。時には「優しく」と言い、またある時には「もっと効かせろ」と言う。三ヶ月ごとに揺れ動き、定まらない自分がいます。

でも、この「ぶれ」こそが今の私の合気道であり、皆さんにはその変化を一緒に楽しんでほしいと思っています。養神館という原点を大切にする時もあれば、あえて捨てて新しい時代の合気道を求める時もある。誰にでも効くと思った技が効かず、誤魔化してしまうこともある。

不易流行

私は「不易流行」という言葉が好きです。変わらない本質を守りながら、時代に合わせて変わっていくこと。けれど実際に、何を守り、何を変えるべきかは、まだわかっていません。だからこそ、皆さんにはこの揺れや迷いを楽しんでほしい。

他の道場の先生のように、確固たる自分を持っていたり、どう生きていくか教えてくれる先生ではないけれど、この道場においては、それがきっと、私たちが共に歩む合気道の道なのだと思います。

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